プロ野球ニュース 高木豊氏「もったいない選手」から脱却せよ…松原よ考え方を身につけ飛躍を
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巨人の松原聖弥外野手（２７）が２３日、都内で芸人の兄・ゆい（ロングアイランド）とトークショーを行い、「開幕センター」へ名乗りを上げた。シーズン中には原監督から、ソフトバンクの牧原大成や中村晃の打ち方をまねるように指令を受けた。来季は「牧原聖弥」として最多安打、盗塁王と高い目標を持って挑む。
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原監督が名前を挙げた２人の中で、松原が特に参考にしていくなら球種、コースによらず軸回転で打つタイプの牧原大。彼は状況を頭に入れながら、追い込まれたら粘り強くセンター返しを徹底してくる。松原は強く振れるという長所を捨てる必要はないから、あとは状況に応じた打撃ができるかが課題ということになる。
得点圏打率が低いのもそれができないから。強いところ、弱いところがはっきりしていて、真ん中から外寄りの球はいいけどインサイドは打てない。極端に言うとノーステップ打法で、膝のリズムとヘッドの利かせ方だけで打つ練習をして、手さばきだけで打てるようになれば、打率は上がる。これ、実は阿部ヘッドが上手だからぜひ、教えてもらえばいい。
あと松原に必要なのは、亀井コーチが引退するときに「もうちょっと頭使えよ」と言っていたけど、まさにそれ。打席の中での「考え方」を身につけるだけでも打率は変わってくるはずだし「もったいない選手」から早く脱却してほしいと思う。（スポーツ報知評論家・高木豊）
