ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は5日、1次リーグ3試合が行われる。最大の注目はA組の世界ランク8位・日本と同15位・サモアの激突(豊田スタジアム)だ。【完全版】きょうは好カード3試合! 大注目の日本―サモアの開始時間は… <「W杯日本大会48試合」全日程一覧(試合時間付き)> アイルランド戦で番狂わせを演じ、開幕2連勝を飾った日本。今回は主将のFLリーチ・マイケルが2試合ぶりに復帰し、NO8姫野和樹とともにFW陣を牽引する。HO堀江翔太、SH田中史朗ら経験豊富なメンバーをリザーブに配し、勝負所で投入の見込み。アイルランド戦で故障から復帰し、途中出場でトライを奪ったWTB福岡堅樹も切り札として持ち前のスピードを発揮したい。 日本は勝ち点9。1試合消化数が多いアイルランドが勝ち点11で暫定首位に立っているが、悲願の8強へ向け、最終戦のスコットランド戦が天王山となる可能性が高い。少しでも有利な条件で迎えるためにも、ここは4トライ以上に与えられるボーナスポイントを加算し、勝ち点5を獲得したいところだ。 ランキングでは格下にあたるサモアだが、侮れない。初戦はロシアから6トライを奪って34-9で快勝。前戦のスコットランド戦は退場者も出て、0-34と完敗したが、伝統のフィジカル力は日本にとって脅威。本来は主力3人が出場停止となっていたが、前戦でレッドカードとなったトライゲッターWTBウィドウが処分緩和により出場可能に。気を付けたい存在だ。 週末とあって、他にも好カードが目白押し。「死の組」といわれるC組では世界ランク3位イングランドと10位アルゼンチンが東京スタジアムで激突。前日本代表ヘッドコーチ(HC)のエディー・ジョーンズHC率いる開幕2連勝のイングランドに対し、アルゼンチンはここまで1勝1敗。8強進出には番狂わせを演じ、白星が欲しいところだ。 D組では大分スポーツ公園総合競技場で世界ランク6位のオーストラリアが同18位のウルグアイと対戦。オーストラリアは第2戦のウェールズ戦を25-29の接戦の末に落とし、1勝1敗となった。ウルグアイは格下にあたるが、初戦でフィジーを撃破するなど、勢いに乗らせれば怖いチーム。「ワラビーズ」の本領を発揮し、勝利をものにしたい。