ソフトバンク、高谷裕亮に戦力外通告「正直戸惑っている」 コーチ就任の打診も



ソフトバンクは26日、福岡市内で高谷裕亮捕手に来季の契約を結ばない旨を通告した。球団との話を終えた高谷は 正直戸惑っているというか、あまり整理できていない部分はある と語った。

栃木 小山北桜高から富士重工へと進んだものの、左膝の怪我に悩まされて一度は選手の道を断念。ただ、野球への情熱を捨てきれずに浪人の末に白鴎大に進み、2006年の大学生 社会人ドラフト3位でソフトバンクに入団した。

 プロ入り後も正捕手の座はなかなか掴めなかったが、控え捕手としてチームにとっては欠かせぬ存在に。2015年には自身最多の93試合に出場した。近年は長らく悩まされ続けてきた持病の左膝痛を抱えてのプレーとなり、甲斐拓也捕手の成長もあって、出場機会は減少。今季は20試合の出場に終わっていた。 

膝もキツい状態だったので長くはできないというのはありましたけど、あと1、2年頑張れればと思っていた矢先だった と心境を吐露。球団からはコーチへの転身も打診された模様で、現役続行を目指すか、指導者となるか、今後については熟考していくと語っていた。

ソフトバンクの川島慶三内野手(38)が来季の戦力構想から外れていることが26日、分かった。

長崎県佐世保市出身。九州国際大から大学 社会人ドラフト3巡目で2006年に日本ハム入団。ヤクルトを経て14年シーズン途中にトレードでソフトバンク加入。19年には対左投手の打率3割9分6厘をマークするなど、主に代打の切り札として工藤ホークスを支えてきた。ベンチでも若手に負けじと大きな声を出してチームを鼓舞し続けるムードメーカーでもあった。

 プロ16年目の今季は2年契約最終年。3月28日、開幕3戦目のロッテ戦(ペイペイドーム)で代打サヨナラ打を放つ滑り出しも、56試合で打率2割3分9厘、2本塁打、11打点だった。

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