【2025.05.30 OA】
異例のスピード出世を果たした大の里ですが、その強さの秘密は一体どこにあるのか、金沢市出身の元大関・出島の大鳴戸親方が、その理由、そして、今後の横綱・大の里への期待を語ってくれました。
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https://news.ntv.co.jp/n/ktk/category/sports/kt5ff30ce237aa49eb8bd74c1c1ae08809
16年前に現役を引退した金沢市出身の元大関・出島の大鳴戸親方。
その大鳴戸親方に、横綱昇進を決めた五月場所の大の里関について聞きました。
市川 栞 キャスター:
「大の里関の今場所の成績、 戦い方はどう映っていましたか?」
大鳴戸親方(元大関・出島):
「一言でいうと、先場所の悪かったところを上手に修正して今場所に生かしたかなと。先場所優勝しましたけど、何番か墓穴を掘るような、引いて押し込まれて負けてしまうという相撲があったんですけど、そこを良き薬にしてというか、自分で引かないで我慢して前に出るんだというのを強い心で臨んだのかなと。綱とりの場所というのは、もう1つ上の成績を望まれるので、そこで先場所のような白星の数だとクエスチョンだったかなと、優勝していても。(Q. 今回は文句なしの…) 文句のつけようがないですよね」
一方で、今後、横綱・大の里関に必要な要素だというのが…
市川:
「二所ノ関親方も、まだ発展途上だと…」
大鳴戸親方(元大関・出島):
「僕もそう思います。必殺技がないので、前に出る圧力はあるけど、例えば、上手とったら強いぞとか、右差したらという型がまったくないので、こういう形になったら対戦力士が諦めに入るような。(Q. もっと伸びるということですか?) 僕はそうあってほしいと、そう願っています」
大の里の横綱昇進により、4年ぶりに東西の横綱がそろうことになった大相撲。
学年が1つ上の豊昇龍と大の里は、高校時代から高校相撲金沢大会の土俵でも、せめぎ合ってきた2人。
若き2人の横綱が、今後の角界をリードすることが期待されています。
大鳴戸親方(元大関・出島):
「2人で引っ張っていって、また引っ張り上げるというのも横綱の仕事なので、普段の稽古でも若手引っ張り出してガンガン稽古して、記録って必ず塗り替える人が出てくると思うので、それこそ大鵬さんの優勝の回数を抜く人は出てこないだろうと言われていたけど出てきましたし」
大鳴戸親方(元大関・出島):
「彼にしかできない記録の塗り替えは今後も続くのかなと。息の長い、それこそ愛される横綱になってほしいなと思います。(Q. なれる素質は?) 素質はもう計り知れないものがありますよ。まだ未完ですから」
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