サッカー選手の伊東純也が、2人の女性から性的暴行を受けたと告発され、日本代表を離脱した。
デイリー新潮は水曜日に性犯罪告発の第一報を掲載した。その後、2人の女性は木曜日発売の『週刊新潮』に、2023年6月に大阪のホテルで伊藤から嫌がらせを受けたと証言した。疑惑の事件は、日本対ペルーの親善試合の後に起こった。
捜査関係者によると、女性たちは1月に大阪府警に告訴。これに対し、伊東は「事実無根、事実無根」とする反訴状を提出。当事者の訴えはいずれも受理された。
この30歳の選手は、フランスのトップリーグ、スタッド・ドゥ・ランスに所属している。クラブは木曜日、この件に対する声明を発表し、日本人選手の人間的資質に疑問を呈したことはないと述べた。
ランスは、伊藤はクラブの正会員であり続け、選手と連帯していると述べた。声明はまた、クラブは性的不品行が疑われる具体的な証拠を待ち、関連する法的手続きを注意深く見守るとも述べている。
日本サッカー協会（JFA）も木曜日に対応し、伊藤がチームを去ることを発表した。JFAは、各当事者から提示された説明に矛盾があるため、慎重な対応をとるとしている。JFAはさらに、伊藤の辞任は心身の健康が懸念された結果であると述べた。
しかし同日、JFAはその決定を撤回し、30歳の選手はサムライブルーに残留すると発表した。
日本代表の山本益邦監督は、現在日本代表がAFCアジアカップに出場しているドーハで、「我々は現在、彼をチームに残す方向で動いている」と語った。日本代表は2月3日にイラン代表と対戦するが、山本監督はチーム全体が彼の残留を望んでいると語った。しかし、伊東が追放される可能性についても言及した。
その後、JFAは金曜日に2回目の会議を開き、この件について話し合った。JFAの田嶋幸三会長は、日本代表の森保一監督と協議した結果、伊東の退団を最終決定したと発表した。
アジアカップ準々決勝のイラン戦に先立ち、金曜日に行われた日本代表の練習にも伊藤は参加していなかった。
アジアカップでの日本のチャンス
アジアカップ・ラウンド16の最終戦でイランを破った森保監督は、アジアカップのタイトル獲得に前向きだった。森保ジャパンは、次の試合で対戦する可能性のある相手に対し、現在の日本のパフォーマンスが向上していること、そして次の試合ではさらに良くなっていることを強調した。
一方イランは、準々決勝の日本戦ではチームがより団結すると語った。イランは水曜日、シリアとの長い試合を乗り切った。たった10人で延長戦を乗り切ったイランは、PK戦の末にシリアを破った。イランはこれまで3勝、得失点差5でグループステージを突破しており、日本にとっては大きなライバルとなる。
サムライブルーは2月4日（土）にイランと対戦する。準々決勝を突破した場合、日本代表は準決勝でウズベキスタンかカタールと対戦する可能性が高い。この大会は、サッカーファンだけでなく、スポーツベッティングに参加する人々にも注目されている。現在、サムライブルーは2023年アジアカップ優勝の最有力候補であり続けている。スーパーコンピューター「OPTA」によると、森保ジャパンが優勝する確率は25.4％、次いでオーストラリアが20.3％となっている。一方、大会開催国カタールの優勝確率は17.9％。